ソフトバンク「おうちのでんわ」を検討中で、「評判が悪い」という口コミを見かけると、契約して大丈夫か不安になりますよね。月額料金の安さは魅力的ですが、通信の安定性や使い勝手が気になるところです。
この記事では、実際の利用者の口コミからわかるメリット・デメリットを徹底解説し、契約前に知っておくべき注意点をまとめました。これを読めば、あなたにとって「おうちのでんわ」が本当に最適な選択なのかが分かります。
ソフトバンクおうちのでんわの評判は本当に悪い？
ソフトバンクおうちのでんわの評判を調べると、料金の安さや工事不要の手軽さを評価する声がある一方、通信品質やサポート対応に不満を持つ口コミも見られます。利用者の環境や求めるものによって、評価が大きく分かれるサービスと言えるでしょう。
大切なのは、良い評判と悪い評判の両方を理解し、ご自身の利用状況と照らし合わせることです。
実際の口コミからわかるメリットとデメリット
利用者の口コミをまとめると、メリットとデメリットは明確です。最大のメリットはNTTの固定電話より月額料金が安くなる点で、多くの人が通信費の節約を実感しています。一方で、電波を利用する仕組み上、通信が不安定になることがあるというデメリットも指摘されています。
契約してから後悔しないためには、これらの良い点・悪い点の両方を把握しておくことが重要です。以下に具体的なメリットとデメリットをまとめました。
- メリット：月額料金が安い、工事が不要、電話番号や電話機がそのまま使える、スマホとのセット割がお得
- デメリット：停電時に使えない、電波状況に左右される、一部利用できない番号がある、FAXとの相性問題
結論！おうちのでんわはこんな人におすすめ
結論として、「おうちのでんわ」は、とにかく固定電話の月額料金を安くしたい方や、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホをお使いの方に最適なサービスです。また、工事不要ですぐに利用を開始したい方や、引っ越しの予定がある方にも手軽で便利でしょう。
逆に、安定した通信品質を最優先する方や、停電時でも電話を使いたい方、業務でFAXを頻繁に利用する方には不向きな場合があります。ご自身のライフスタイルや電話の利用頻度を考えて、導入を検討することが大切です。
契約前に知るべきおうちのでんわの注意点
月額料金の安さが魅力の「おうちのでんわ」ですが、契約してから「知らなかった」と後悔しないために、いくつか注意すべき点があります。これらは主に、モバイル回線を利用するサービス特有のデメリットであり、事前に理解しておくことが大切です。
特に停電時の利用や通信の安定性については、従来の固定電話との大きな違いとなります。契約後にトラブルにならないよう、これから解説する注意点をしっかり確認しておきましょう。
停電時には電話が全く利用できなくなる
おうちのでんわは、専用の「でんわユニット」を自宅のコンセントに接続して利用する仕組みです。そのため、停電して電力の供給が止まってしまうと、でんわユニットの電源もオフになり、電話の発着信が一切できなくなります。
災害時など、いざという時の連絡手段として固定電話を重視する方にとっては大きなデメリットです。停電に備えて、携帯電話やスマートフォンの充電を確保しておくなどの対策が必要になります。
電波状況によっては通信が不安定になることも
このサービスは、ソフトバンクの4G LTE回線、つまり携帯電話と同じ電波網を利用して通信します。そのため、お住まいの地域や建物の構造によっては電波が届きにくく、通話品質が不安定になったり、圏外で繋がらないといったトラブルが発生する可能性があります。
申し込み前に、必ず公式サイトのエリアマップでご自宅がサービス提供エリア内かを確認しましょう。万が一、電波状況が悪くても、契約から8日以内であれば初期契約解除制度を利用できます。
利用できない電話番号やサービスが存在する
おうちのでんわでは、一部の電話番号やサービスが利用できません。例えば、114（お話し中調べ）や177（天気予報）などの3桁特番の一部、0120で始まるフリーダイヤルの一部には発信できない場合があります。
また、ホームセキュリティやガス会社の自動検針サービスなど、電話回線を利用する一部のサービスも非対応です。現在利用中のサービスがおうちのでんわに対応しているか、事前に各サービス会社へ確認しておくことを強くおすすめします。
FAXの送受信には注意が必要な場合がある
おうちのでんわはFAXの送受信にも対応していますが、一部のFAX機種では通信が不安定になるケースが報告されています。これは、IP網を利用した通信方式が、従来のアナログ回線と仕組みが異なるために起こる相性問題です。
特に古い機種や複合機をお使いの場合、正常に送受信できない可能性があります。仕事などでFAXを頻繁に利用する方は、契約前にご自身のFAX機が問題なく使えるか注意が必要です。
専用のでんわユニットの購入が必須になる
おうちのでんわを利用するには、「でんわユニット」という専用機器を設置する必要があります。この機器はレンタルではなく購入となり、端末代金が発生します。分割払い（36回）を選択することができ、その場合は毎月の料金に上乗せして請求されます。
ただし、多くの場合「月月割」という割引が適用され、3年間利用を継続すれば端末代金は実質無料になります。注意点として、3年以内に解約すると、でんわユニットの残債を一括で支払う必要が出てくることを覚えておきましょう。
評判は本当？おうちのでんわの5つのメリット
注意点がある一方で、おうちのでんわにはそれを上回る大きなメリットが存在します。特に料金面でのメリットは、多くの方がNTTの加入電話から乗り換える最大の理由となっています。手軽に導入できる点も魅力です。
ここからは、口コミでも評価の高い5つのメリットを具体的に解説していきます。通信費の節約や利便性の向上に繋がるポイントをチェックしてみましょう。
NTT固定電話より月額料金が安くなる
最大のメリットは、月額基本料金の安さです。NTTの加入電話は、基本料金だけで毎月1,700円程度かかりますが、おうちのでんわは月額550円（税込）から利用できるプランがあります。※別途、通話料やオプション料がかかります。
年間にすると1万円以上の節約になるケースも多く、家計の通信費を大幅に削減できる可能性があります。電話はほとんど受け専門という方にとっては、非常に魅力的な価格設定です。
工事不要でコンセントに挿すだけですぐ使える
おうちのでんわは、NTTの固定電話のような電話回線を引くための工事が一切不要です。申し込み後に送られてくる「でんわユニット」を自宅のコンセントに挿し、お使いの電話機と接続するだけで、すぐに利用を開始できます。
面倒な工事の立ち会いも不要で、専門知識がなくても簡単に設置できる手軽さが魅力です。引っ越しの際も、機器を持って行くだけなので手続きが非常に簡単です。
今お使いの電話番号と電話機をそのまま使える
NTTの加入電話で取得した電話番号を、おうちのでんわに引き継いでそのまま利用できる「番号ポータビリティ」に対応しています。そのため、友人や知人に電話番号の変更を知らせる手間がかかりません。※一部引き継ぎできない番号もあります。
また、特別な電話機を用意する必要もなく、現在お使いの電話機をそのまま接続して使えるので、余計な出費がかからないのも嬉しいポイントです。今までの電話のかけ方と変わらないので、高齢者の方でも安心して使えます。
ソフトバンクスマホやネットとのセット割がお得
ご自身やご家族がソフトバンクやワイモバイルのスマートフォン、またはインターネットサービスのSoftBank AirやSoftBank 光を利用している場合、セット割引が適用されてさらにお得になります。割引は毎月のスマホ料金から適用される仕組みです。
「おうち割 光セット」や「おうち割 でんわセット」を適用すれば、通信費全体を大きく節約できます。ソフトバンクユーザーの方は、おうちのでんわを契約するメリットが非常に大きいと言えるでしょう。シニア向けのスマホ契約と合わせて検討するのもおすすめです。
番号表示など便利なオプションサービスも充実
おうちのでんわでは、かけてきた相手の電話番号を表示する「番号表示」や、不在時の着信を別の電話へ転送する「転送サービス」など、便利なオプションサービスが充実しています。迷惑電話対策に役立つ「着信お断り」機能も利用可能です。
これらのサービスは、個別に申し込むこともできますが、複数の人気オプションがセットになった月額550円（税込）の「オプションパック」がお得です。必要に応じて追加することで、固定電話をより便利に活用できます。
おうちのでんわの料金プランと通話料を解説
おうちのでんわを契約する上で、最も重要なのが料金体系です。月々の基本料金だけでなく、通話料や初期費用がいくらかかるのかを正確に把握しておくことで、安心して申し込むことができます。ここでは、料金に関する詳細を分かりやすく解説します。
ご自身の使い方で毎月どれくらいの費用になるか、シミュレーションしながら読み進めてみてください。スマホの操作に慣れずスマホデビューに後悔している方にとっても、料金が明確な固定電話は心強い存在です。
月額基本料金とでんわユニットの端末代金
おうちのでんわの料金は、シンプルな構成になっています。月額基本料金に加えて、でんわユニットの端末代金がかかりますが、割引の適用で実質的な負担がなくなる場合が多いです。具体的な料金は以下の通りです。
3年間継続して利用すれば、でんわユニットの代金は実質0円になる仕組みです。
| 項目 | 料金（税込） | 備考 |
|---|---|---|
| 月額基本料金 | 550円～ | SoftBank Airなどとのセット利用で変動 |
| でんわユニット代金 | 17,050円 | 474円×36回払い |
| 月月割 | -474円×36回 | 毎月の料金から割引 |
国内通話料は全国一律でわかりやすい料金体系
通話料は、かける相手や時間帯に関わらず、全国一律の分かりやすい料金設定になっています。遠距離の相手にも料金を気にせず電話をかけられるのが特徴です。また、特定の相手への通話がお得になる割引サービスも用意されています。
ソフトバンクの携帯電話へよく電話する方は、「ホワイトコール24」に申し込むと通話料が無料になるため大変お得です。
- おうちのでんわ／ホワイト光電話へ：無料
- ソフトバンク携帯電話へ：無料（ホワイトコール24申込時）
- 他社固定電話へ：8.789円／3分
- 他社携帯電話・PHSへ：17.6円／1分
契約事務手数料などの初期費用はいくらかかる？
おうちのでんわの契約時には、月額料金とは別に初期費用が発生します。具体的には、契約事務手数料と、番号ポータビリティを利用する場合は番号継続登録料が必要です。これらの費用は、初回の利用料金と一緒に請求されます。
合計で3,000円から4,000円程度の初期費用を見込んでおくと良いでしょう。キャンペーンによっては、これらの手数料が割引または無料になる場合もあります。
基本的にはどの電話機でも使えますが、シニア向けの使いやすい電話機への買い替えもこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。通話品質が気になる方や、電話の声が聞こえにくいとお悩みの方には特におすすめです。
ソフトバンクおうちのでんわの申し込み方法
おうちのでんわのメリットや料金に納得したら、いよいよ申し込みです。申し込みはWebから簡単に行うことができ、面倒な手続きはほとんどありません。工事も不要なため、申し込みから利用開始までが非常にスムーズです。
ここでは、申し込みから開通までの具体的な手順と、よりお得に契約するためのキャンペーン情報について解説します。手順に沿って進めれば、誰でも簡単に手続きを完了できます。
Webから簡単！申し込みから開通までの手順
おうちのでんわは、ソフトバンクの公式サイトや正規代理店のWebサイトから24時間いつでも申し込むことができます。申し込みから利用開始までの流れは、大きく分けて3つのステップで完了します。非常にシンプルで分かりやすい手順となっています。
事前に本人確認書類（運転免許証など）や支払い方法（クレジットカードなど）を準備しておくと、手続きがよりスムーズに進みます。
手順1：公式サイトから申し込み手続きを行う
まずは、ソフトバンクの公式サイトまたは正規代理店の申し込みフォームにアクセスします。画面の案内に従って、契約者情報、設置先住所、支払い情報などを入力していきましょう。番号ポータビリティを希望する場合は、現在利用中の電話番号も入力します。
入力内容に間違いがないか、申し込みを確定する前によく確認してください。手続きが完了すると、登録したメールアドレスに申し込み受付完了の連絡が届きます。
手順2：でんわユニットを受け取り設置する
申し込み手続き完了後、通常は数日から1週間程度で、登録した住所に「でんわユニット」が宅配便で届きます。箱の中には、でんわユニット本体、ACアダプタ、モジュラーケーブル、説明書など、利用に必要なものがすべて同梱されています。
届いたら、まずは同梱品に不足がないかを確認しましょう。設置作業は非常に簡単で、説明書を見ながらご自身で行うことができます。
手順3：電話機の接続設定をして利用開始する
最後に、でんわユニットの設置と設定を行います。まず、でんわユニットをコンセントに接続し、次に今まで使っていた電話機をモジュラーケーブルで接続します。接続が完了すると、でんわユニットのランプが点灯します。
「VoLTE」または「Status」ランプが緑色に点灯すれば、設定は完了です。受話器を上げて「ツー」という音が聞こえれば、すぐに電話を利用開始できます。
お得に申し込めるキャンペーン情報をチェック
ソフトバンクおうちのでんわは、公式サイトだけでなく、多くの正規代理店でも申し込みを受け付けています。代理店によっては、独自のキャッシュバックキャンペーンなどを実施している場合があり、公式サイトから申し込むよりもお得になる可能性があります。
申し込む際は、複数の代理店のキャンペーン内容を比較検討することをおすすめします。ただし、キャッシュバックの適用条件（オプション加入など）は必ず細かく確認し、信頼できる代理店を選ぶようにしましょう。
まとめ：ソフトバンクおうちのでんわの評判と注意点
ソフトバンクおうちのでんわは、NTT加入電話に比べて月額料金を大幅に節約できる、コストパフォーマンスに優れたサービスです。工事不要で手軽に始められ、ソフトバンクユーザーならセット割でさらにお得になるなど、多くのメリットがあります。
一方で、停電時に利用できない、電波状況に品質が左右されるといった注意点も存在します。これらのメリット・デメリットを総合的に判断し、ご自身の利用環境や使い方に合っているかをしっかり見極めることが、契約後の満足度に繋がります。
ソフトバンクおうちのでんわのよくある質問
ここでは、ソフトバンクおうちのでんわに関して、多くの方が疑問に思う点や不安に感じる点をQ&A形式でまとめました。契約や解約、トラブル時の対処法など、気になる項目をチェックしてみてください。
申し込み前の最終確認として、これらの回答を参考に、疑問や不安を解消しておきましょう。
おうちのでんわの解約金や契約期間の縛りはありますか？
おうちのでんわには、最低利用期間のような契約期間の縛りや、それに伴う契約解除料（違約金）はありません。そのため、いつでも手数料なしで解約することが可能です。ただし、これはあくまで回線契約に関する話です。
でんわユニットの代金を36回の分割払いで支払っている場合、解約時点で残っている端末代金（残債）は一括で支払う必要があります。この点だけご注意ください。
解約後にNTTのアナログ回線へ戻すことはできますか？
はい、可能です。おうちのでんわを解約した後、以前利用していたNTTのアナログ回線に戻したい場合は、「アナログ戻し」という手続きを行うことで元に戻すことができます。その際、おうちのでんわで使っていた電話番号を引き継ぐことも可能です。
ただし、アナログ戻しにはNTTでの回線工事が必要となり、数千円から1万円程度の工事費が発生します。詳細な手続きや費用については、NTT東日本・西日本へ直接問い合わせが必要です。
月額料金や通話料は具体的にいくらですか？
月額基本料金は、単体契約かSoftBank Airなどとのセット契約かによって異なり、550円（税込）からとなっています。通話料は全国一律で、相手が固定電話なら3分8.789円（税込）、携帯電話なら1分17.6円（税込）です。
最新の料金プランやキャンペーン情報、オプションサービスの詳細については、変更される可能性があるため、ソフトバンクの公式サイトで確認するのが最も確実です。
電話が繋がらないなどトラブル時の対処法はありますか？
電話が繋がらない、通話が途切れるなどのトラブルが発生した場合、まずはでんわユニットの電源の抜き差し（再起動）を試してみてください。また、ケーブルが正しく接続されているか、ユニットのランプが正常に点灯しているかも確認しましょう。
それでも改善しない場合は、電波状況が悪いか、機器の故障の可能性があります。ソフトバンクのサポートセンター（総合案内：157）へ連絡し、状況を説明して対処法を確認してください。
申し込みや不明点についての問い合わせ先はどこですか？
申し込みは、ソフトバンクの公式サイト、ソフトバンクショップ（店舗）、または正規代理店のWebサイトから行えます。契約前のサービス内容に関する不明点は、チャットサポートや電話での問い合わせ窓口で質問することができます。
契約後の利用方法やトラブルについては、ソフトバンクカスタマーサポートが主な問い合わせ先となります。電話が繋がりにくい場合は、公式サイトのサポートページも参照すると良いでしょう。
