手の乾燥やハリ不足、血管の目立ちなど、年齢とともに気になる手元の変化。60代以降になると、一般的なハンドクリームでは物足りなく感じませんか?
そこで本記事では、高齢者の方におすすめのハンドクリームを厳選してご紹介します。年齢に応じたケアに効果的な成分や正しいケア方法まで、うるおいとハリのある手肌を目指すための情報を詳しく解説します。
手の乾燥やハリ不足を招く主な4つの原因

手元の乾燥やハリ不足は、複数の要因が重なり合って進行します。原因を正しく理解し、適切な対策を講じることが、すこやかな手肌を保つ鍵です。
1. 紫外線や水仕事などの外部刺激
紫外線や水仕事、頻繁な手洗いといった外部からの刺激は、手肌の乾燥を加速させる大きな原因です。特に、紫外線はメラニンを生成させ、日やけによるシミ・そばかすの原因となります。
また、頻繁な手洗いやアルコール消毒は、肌のバリア機能を低下させてしまいます。
2. 加齢に伴う血行不良や乾燥
加齢による血行不良や皮膚の乾燥は、手の甲の凹凸や血管が目立ちやすくなる原因の一つです。手元全体の乾燥が進むと、カサつきやキメの乱れが目立ち、年齢を感じさせる印象を与えてしまいます。
肌の水分や油分が不足すると、肌のすこやかな生まれ変わり(ターンオーバー)が乱れ、ハリや弾力が失われやすくなります。
3. 皮膚のうるおい・ハリ不足
年齢とともに手元のハリやふっくら感が減少すると、手の甲の血管や骨が際立って見えるようになります。肌のなめらかさが失われ、ゴツゴツとした印象になりがちです。
乾燥によって肌のキメが乱れることで、カサつきや小ジワが目立ちやすくなり、手元全体の見た目印象に影響を与えます。
4. 乾燥と肌内部のうるおい成分減少
加齢によって、セラミドやヒアルロン酸といった肌本来のうるおい成分が減少しやすくなります。その結果、肌の水分を保つ力が弱まり、慢性的な乾燥を招きやすくなります。
乾燥した状態を放置すると、キメの乱れによる細かいシワや、ひび・あかぎれなどの肌荒れにつながる恐れがあります。
高齢者のためのハンドクリーム選び

年齢に応じたハンドケア(エイジングケア)では、ご自身の悩みに合った成分が配合されているかを確認することが重要です。
ハリ・乾燥対策|ナイアシンアミドと高保湿成分
手元の乾燥やシワが気になる方には、シワ改善の有効成分である「ナイアシンアミド」配合のハンドクリーム(医薬部外品)が特におすすめです。この成分は、コラーゲンの生成を促し、シワを改善する効果が認められています。
さらに、ヒト型セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの高保湿成分が豊富に含まれている製品を選びましょう。これらの成分が肌(角層)の水分をしっかりと閉じ込め、深刻な乾燥を防ぎ、すこやかでハリのある手肌へと導きます。
シミ対策|美白有効成分配合の医薬部外品を
日やけによるシミを防ぎたい場合は、美白有効成分が配合された医薬部外品のハンドクリームを選びましょう。医薬部外品には、厚生労働省がその効果・効能を認めた有効成分が一定濃度以上配合されています。
乾燥によるくすみ対策|透明感アップとうるおい角質ケア
手元が乾燥してくすんで見える場合は、肌を整えて透明感を高める成分が配合された製品が有効です。ビタミンE誘導体やプラセンタエキス、米ぬか発酵液などが含まれているかチェックしましょう。
また、古い角質が溜まることも肌のごわつきやくすみの原因になります。角質を柔らかくする成分である「尿素」が配合された製品もおすすめです。
乾燥・ハリ不足対策|マッサージによる血行促進と保湿ケア
手元の乾燥やハリ不足が気になる場合は、保湿成分や血行を促進する成分を含むハンドクリームが役立ちます。マッサージをしながら優しく塗り込むことで、手肌の血行を促進し、すこやかに保つことができます。
ビタミンE(酢酸トコフェロール)やヘパリン類似物質、カンフルといった成分が配合された薬用ハンドクリームが代表的です。
高齢者におすすめのハンドクリーム10選

ここからは、高齢者の方々に特に支持されている人気のハンドクリームを10種類ご紹介します。
1. ユースキンAa
「ユースキンAa」は、昭和32年から長年愛され続けている薬用ハンドクリームです。ひび、あかぎれ、しもやけといった手荒れを防ぐ優れた効果を発揮します。ビタミンEなどの有効成分が、血行を促進し、肌の炎症(荒れ性)を静めます。
独特の黄色いクリームとすっきりとした香りが特徴で、高齢者の方に特に多い、手の乾燥によるひび割れやあかぎれの予防に定評があります。長年の実績に裏打ちされた、信頼できる製品として多くの方に選ばれています。
2. アトリックス ビューティーチャージはちみつ 美容液ハンドクリーム
「アトリックス ビューティーチャージ はちみつ」は、美容液成分を配合し、手肌にたっぷりとうるおいを与えるハンドクリームです。はちみつエキスやコラーゲン(保湿成分)が角層深くまで浸透し、うるおいに満ちた手肌へ導きます。
べたつかない軽やかな使い心地も人気の理由です。日常のハンドケアで、心地よい保湿のお手入れができるため、手軽に年齢に応じたうるおいケア(エイジングケア)を始めたい高齢者の方にもぴったりな製品です。
3. キュレル 潤浸保湿 ハンドクリーム
「キュレル 潤浸保湿 ハンドクリーム」は、乾燥性敏感肌を考えて開発された薬用ハンドクリームです。セラミド機能成分とユーカリエキス(保湿成分)が角層の深部まで浸透し、外部刺激から肌を守り、肌荒れを防ぎます。
無香料・無着色・アルコールフリーで肌への刺激が少なく、高齢者のデリケートな手肌にも使いやすい設計です。しっとりするのにべたつかない使用感で、日々の生活や介護の現場などでも広く愛用されている信頼性の高い製品です。
4. ザーネクリーム
「ザーネクリーム」は、1954年の発売以来、長く愛され続けている薬用クリームです。有効成分の天然型ビタミンEが血行を促進して手荒れ(肌荒れ・荒れ性)を防ぎ、肌のうるおいを保ちます。なめらかなクリームが肌にすっと馴染みます。
さっぱりとした使用感ながら保湿力は高く、年齢や性別を問わず家族みんなで使えるのが魅力です。高齢者の方にも馴染み深く、毎日安心して使えるコストパフォーマンスに優れたハンドクリームです。
5. ニベアソフト
「ニベアソフト」は、手だけでなく顔や体など全身に使える保湿スキンケアクリームです。天然植物性保湿成分のホホバオイルとビタミンE誘導体を配合し、肌にみずみずしいうるおいを与えて柔らかく保ちます。非常にコストパフォーマンスが高い製品です。
乳液のような軽やかな使い心地で、べたつかずにスーッと肌に馴染みます。大容量なので家族みんなで気兼ねなく使え、高齢者の方の全身の乾燥対策にも活用できる、経済的で便利な一品です。
6. PAX NATURON ハンドクリーム 無香料
「パックスナチュロン ハンドクリーム」は、植物由来の成分にこだわった自然派の製品です。合成界面活性剤や合成防腐剤、合成香料などは使用しておらず、肌へのやさしさを考慮して作られています。
無香料・無着色なので、香りが苦手な方やデリケートな肌の方でも心地よく使えます。シンプルな処方でありながら、アロエエキスやオリーブスクワラン(保湿成分)がしっかりと肌を保護し、高齢者の手肌を優しく守ります。
7. ロクシタン シア ハンドクリーム
世界中で愛される「ロクシタン シア ハンドクリーム」は、保湿成分シアバターを20%も配合したリッチな使い心地が特徴です。天然のうるおい成分が、乾燥や外部刺激から肌をやさしく保護し、しっとりなめらかな手肌へと導きます。
高級感のある上品な香りと贅沢な使用感は、日々のハンドケアを心地よい時間に変えてくれます。自分へのご褒美はもちろん、大切な方へのプレゼントとしても非常に人気が高く、喜ばれる一品です。
8. 資生堂 薬用モアディープ
「資生堂 薬用モアディープ」は、尿素を配合し、硬くなった角質を柔らかくする効果が高い薬用ハンドクリームです。ガサガサやゴワつきが気になる手肌を、なめらかな状態に整えてくれます。
マッサージによる血行促進と、うるおい補給を同時に行い、手荒れや乾燥によるひび・あかぎれを防ぎます。資生堂の確かな技術力が詰まった製品で、長年の手荒れに悩む高齢者の方にもおすすめできる、信頼性の高いハンドクリームです。
9. アトリックス エクストラプロテクション
「アトリックス エクストラプロテクション」は、水仕事やひどい乾燥から手肌を保護する高保湿タイプの薬用ハンドクリームです。撥水性の高い保護膜が、水などの外部刺激をブロックし、うるおい(薬用有効成分)を閉じ込めます。
こっくりとした濃厚なテクスチャーですが、肌に良くなじみます。特に深刻な手荒れを防ぎたい高齢者の方や、おやすみ前の集中ケアとしても適しており、翌朝の手肌の健やかさを保つのに役立ちます。
10. ユースキン ハナ シリーズ
「ユースキン ハナ シリーズ」は、高保湿のハンドクリームに、心安らぐ上品な香りをプラスした大人のためのシリーズです。しっかりとうるおいを与えながら、豊かなアロマの効果でリラックスした時間を演出します。
ローズ、ゆず、ジャスミンなど、天然精油などを使用した優しい香りから好みのものを選べます。60代以降の女性にも人気が高く、日々のハンドケアを癒やしの時間に変えてくれる、少し贅沢な使い心地が魅力です。
高齢者のための正しいハンドケア方法

ここでは、より効果的なハンドケアのコツをご紹介します。
効果的なハンドクリームの塗り方
ハンドクリームを効果的に塗るには、まず手の甲に適量を取り、両手の甲を重ねて温めるように広げます。温めることでクリームが伸びやすくなり、角層へのなじみが良くなります。その後、指先まで丁寧に伸ばし、乾燥しやすい関節や爪周りには重点的に塗り込みましょう。
最後に手のひらで手全体を包み込むようにして、じっくりと密着させます。1日に3~5回、特に手洗い後や就寝前には必ず塗る習慣をつけることが重要です。
手のマッサージによる血行促進
ハンドクリームを塗る際に簡単なマッサージを取り入れると、手肌の血行が促進され、エイジングケア(年齢に応じたうるおいケア)の効果を高めることができます。クリームの滑りを活かして、指先から手首に向かって優しくさするようにマッサージしましょう。
指を1本ずつ丁寧に揉みほぐし、手の甲は円を描くように優しくマッサージします。最後に手首をくるくると回すのも効果的です。
紫外線対策の重要性
顔と同じように、手も常に紫外線にさらされています。外出時には、UVカット機能付きのハンドクリームを使用することを習慣にしましょう。
長時間の屋外活動ではUVカット手袋を着用するのも非常に効果的です。
年代別ハンドクリームの使い分け術

年齢によって手の悩みは変化するため、年代に合わせてハンドクリームを使い分けることが大切です。
50代女性に人気の商品傾向
50代の女性には、高い保湿力と年齢に応じたエイジングケアを両立したハンドクリームが人気です。乾燥対策はもちろん、ハリ不足といった年齢サインにアプローチできる製品が求められています。
成分としては、シワ改善効果のあるナイアシンアミド(医薬部外品)や、肌にハリを与えるレチノール誘導体(保湿成分)などが配合された製品が特に支持されています。
60代以降に重視すべき成分
60代以降のハンドケアでは、目的に応じた有効成分が配合された「医薬部外品(薬用化粧品)」を選ぶことがポイントになります。乾燥やシワ、日やけによるシミといった個々の悩みに適した成分が含まれている製品を選びましょう。
具体的には、以下のような成分が配合されているかを確認するのがおすすめです。
- シワ改善効果のあるナイアシンアミド(医薬部外品)
- メラニンの生成を抑えシミを防ぐビタミンC誘導体
- 血行を促進し肌荒れを防ぐビタミンE
- 高い保湿力を持つヒト型セラミド
家族で使える商品選び
家族みんなで一つのハンドクリームを使う場合は、年齢や性別を問わず使いやすい、肌に優しい処方の製品を選ぶのが基本です。特に、小さなお子様やデリケートな肌の方がいるご家庭では、成分をしっかり確認しましょう。
まとめ

本記事では、高齢者の方の手元のケアに適したハンドクリームの選び方や、おすすめの商品、正しいケア方法について解説しました。ご自身の肌状態や悩みに合ったハンドクリームを選び、日々のケアを継続することが何よりも大切です。
保湿力の高さと好みの使用感を基本に、ナイアシンアミドなどの年齢に応じたうるおいケア(エイジングケア)成分配合の製品を選びましょう。
高齢者のハンドクリームよくある質問

ここでは、高齢者のハンドクリームに関する、よくある質問とその回答をまとめました。
60代に人気のハンドクリームはどれ?
60代の方には、「ユースキンAa」や「パックスナチュロン ハンドクリーム」といった長年愛されている定番商品が人気です。肌への刺激を考慮した処方で、高い保湿力を持つ製品が特に支持される傾向にあります。
日常使いには信頼できる定番品が好まれる一方、プレゼントとしては「ロクシタン シア ハンドクリーム」のような、上質な香りと使用感のブランド製品も大変喜ばれます。
ハンドクリームで第一位の商品は?
本記事でご紹介した簡易的な比較表では、「ユースキンAa」を第1位としてご紹介しました。長年の販売実績と、ひび・あかぎれなどの肌荒れを防ぐ確かな実力が、多くの方から高い評価を得ている理由です。
有効成分が配合された医薬部外品であり、乾燥しやすい手肌をしっかりと保護してくれる点が大きな魅力です。
年齢の出やすい手元はどうやってケアする?
年齢を感じやすい手元の印象をすこやかに保つには、丁寧な保湿ケアが必要です。まず、シワ改善効果(※医薬部外品の場合)のあるナイアシンアミドや高保湿成分を配合したハンドクリームで毎日保湿を徹底しましょう。マッサージを取り入れて血行を促進することも大切です。
さらに、日やけによるシミを防ぐための紫外線対策は欠かせません。美白有効成分入りの医薬部外品ハンドクリームを併用するのも効果的です。
高齢者のハンドケア方法は?
高齢者のハンドケアで最も重要なのは、こまめな保湿と年齢に応じた成分の補給です。手洗い後や就寝前には必ず保湿し、ナイアシンアミドなど、年齢に応じたエイジングケア(年齢に応じたうるおいケア)に適した成分が入った製品を選びましょう。
マッサージによる血行促進や、UVケアによる紫外線対策も同時に行いましょう。肌への負担を考慮し、無香料や低刺激処方の製品を選ぶこともポイントです。
ハンドクリームを塗ってはいけない場所は?
ハンドクリームは、傷やはれもの、湿疹など、異常がある部位への使用は避けてください。症状を悪化させる可能性があります。また、衛生面から食事や調理の直前、医療・介護の現場で他者に直接触れる前などの使用も控えましょう。
スマートフォン操作や車の運転の直前も、手が滑りやすくなり危険なため注意が必要です。アレルギーが心配な方は、使用前に腕の内側などでパッチテストを行うことをお勧めします。