「そろそろ終活を考え始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない…」と悩んでいませんか?本格的なエンディングノートは1,000円〜2,000円ほどし、ページ数も多くてハードルが高く感じられがちです。
そこでおすすめなのが、ダイソーやセリアなどの100円ショップで購入できるエンディングノートです。この記事では、100均ノートの中身の違いや選び方、挫折しない書き方のコツを徹底解説します。まずは100円で気軽に、家族のための「もしも」の備えを始めてみましょう。
100均エンディングノートは終活の第一歩に最適

終活の第一歩として、100均のエンディングノートは最も手軽で失敗のない選択肢です。「最初から高価なノートを買っても書ききれずに挫折した」という方は非常に多いため、まずは100円で試して自分に必要な項目を把握するのが賢い始め方です。
エンディングノートの役割とは?遺言書との違い
エンディングノートは、自分に万が一のことが起きたときに、家族が手続きや判断で困らないように希望や情報を整理しておくためのものです。
法的な効力を持つ「遺言書」とは異なり、財産の分け方だけでなく、医療・延命治療の意思、葬儀の希望、ペットの引き継ぎ、家族への想いなどを自由に書けるのが最大の特徴です。遺言書を書く前の「頭の整理ノート」としても役立ちます。
高価な市販ノートを買う前に100均でお試しすべき理由
- 心理的ハードルが低い:100円なので「途中で書き損じても買い直せる」という気楽さがある
- 薄くて書き切りやすい:市販品のように分厚くないため、挫折しにくい
- 自分に必要な項目がわかる:一通り書いてみることで、今後より詳しいノートが必要か判断できる
【店舗別】ダイソーとセリアのエンディングノートを徹底比較

同じ100均でも、ダイソーとセリアではコンセプトが大きく異なります。まずは両者の特徴を比較表で確認してみましょう。
| 比較項目 | ダイソー(もしもノート) | セリア(もしもノート) |
|---|---|---|
| 形式 | テーマ別の「分冊タイプ」(全5種類) | 必要な情報が詰まった「1冊完結タイプ」 |
| ページ数 | 各16〜20ページ前後(薄型) | 約32ページ |
| デザイン | カラフル・実用性重視の表紙 | シンプル・落ち着いたクラフト調など |
| こんな人におすすめ | 特定の内容(お金、ペット等)だけ整理したい人 | 1冊で網羅的に情報をまとめたい人 |
【ダイソー】テーマ別で選べる「もしもに備えるノート」シリーズ
ダイソーの最大の特徴は、「目的別に5種類に分かれている」ことです。必要な冊子だけをピンポイントで購入して書き進められます。
| 種類 | 主な記入内容 |
|---|---|
| じぶんノート(自分) | 基本プロフィール、思い出、WEBサイトID・パスワード、宝物リスト |
| おかねノート(資産) | 銀行口座、保険、クレカ、有価証券、ローン・借入金の情報 |
| けんこうノート(健康) | かかりつけ医、既往歴、アレルギー、服用薬、介護・告知の希望 |
| おつきあいノート(人脈) | 親族・友人の連絡先リスト、冠婚葬祭の記録、緊急連絡先 |
| うちの子ノート(ペット) | ペットの生年月日、病歴、好きなご飯、かかりつけ動物病院 |
【セリア】1冊でまるごと管理できる「もしもノート」
セリアのノートは、「これ1冊で必要な項目がすべて揃うオールインワン型」です。プロフィール、資産、保険、医療、葬儀・お墓の希望までがバランスよく1冊に収まっています。何冊も分けて管理するのが面倒な方にはセリアが最適です。
キャンドゥでも買える?
キャンドゥでも店舗によっては「終活ノート」や「備忘録ノート」の取り扱いがあります。ただしダイソーやセリアに比べると店舗ごとの在庫差が大きいため、文房具コーナーで見当たらない場合は店員さんに確認してみましょう。
挫折しないエンディングノートの書き方4つのコツ

エンディングノートを書き始めると「手が止まってしまう」という方が少なくありません。最後まで楽しく書き進めるためのコツをご紹介します。
1. 書きやすい「プロフィール」「思い出」から埋める
最初から「預貯金」や「延命治療」などの重いテーマに取り組むと疲れてしまいます。まずは名前、生年月日、学歴、趣味、好きだった食べ物など、考え込まずにスラスラ書ける項目からスタートしましょう。
2. 万が一のときに家族が本当に助かる「必須項目」
残された家族が特に困るのは「お金と手続き」です。以下の項目は優先的に埋めておきましょう。
- 預貯金・有価証券:金融機関名、支店名、口座種別(※口座番号まででOK)
- 生命保険・医療保険:保険会社名、証券番号、受取人の指定
- デジタル遺品:スマホのロック解除パスコード、利用中のサブスクリプション
- 医療・介護の意思:延命治療を望むか、臓器提供の意思
- 葬儀・お墓の希望:家族葬がいいか、希望する菩提寺や納骨先
3. 【注意】暗証番号は絶対にノートに直接書かない
銀行口座の4桁の暗証番号やクレジットカードのセキュリティコードは、ノートに直接書いてはいけません。万が一ノートを紛失したり盗難に遭った場合、全財産を失う危険があります。
【安全に記録する裏ワザ】
「自分にしか分からないヒント(例:母の旧姓の誕生日+〇など)」を書くか、暗証番号だけは別のメモに書いて金庫などに保管し、ノートには「メモの保管場所」だけを記しておきましょう。
4. 年に1回は見直す「メンテナンス日」を決める
エンディングノートは「一度書いたら終わり」ではありません。資産状況や健康状態、人間関係は変化します。「誕生日」「お正月」など年に1回見直す日を決めておくのがおすすめです。変更の可能性がある箇所は、あらかじめ鉛筆やシャーペンで書いておくと修正がラクになります。
100均以外でエンディングノートを無料で手に入れる方法

100円ショップ以外にも、完全無料でエンディングノートを入手する方法があります。
自治体(市役所・区役所)の無料配布
多くの自治体や地域包括支援センターでは、高齢者福祉の一環としてオリジナルのエンディングノートを無料配布しています。地域の介護・医療の相談窓口や緊急搬送先の案内などが載っており、非常に実用的です。お近くの市役所の「高齢福祉課」などで確認してみましょう。
WEBサイトからの無料テンプレートダウンロード
葬儀社や終活支援団体のウェブサイトでは、PDFやExcel形式の無料テンプレートが配布されています。自宅のプリンターで必要なページだけを印刷してファイルに綴じれば、自分だけのカスタムノートが完成します。
100均エンディングノートに関するよくある質問

Q1. 完成したノートはどこに保管すべき?
「家族がすぐに見つけられるが、第三者には見られない場所」が鉄則です。仏壇の引き出し、書斎の鍵付き引き出し、重要な書類(保険証券など)と同じファイルなどが一般的です。保管場所を決めたら、必ず信頼できる家族1人にだけ「ノートは〇〇に置いてある」と伝えておきましょう。
Q2. 空欄があっても大丈夫ですか?
まったく問題ありません。すべての項目を完璧に埋めようとすると挫折してしまいます。書きたくない項目や決まっていない項目は飛ばして構いません。「1ページでも埋まっていれば家族の助けになる」という気楽なスタンスで取り組みましょう。
Q3. 何歳くらいから書き始めるのが一般的?
定年退職(60〜65歳)や還暦、古希などの節目に始める方が多いですが、20代〜40代でも病気や事故への備えとして書く人が増えています。判断力や記憶力がはっきりしている「今」が最も適したタイミングです。
まとめ:100均ノートで気楽に自分の想いを残そう

終活は、残される家族への最大の思いやりであると同時に、これまでの人生を振り返ってこれからの日々を前向きに生きるためのポジティブな作業です。
- ピンポイントで整理したいならダイソー(分冊型)
- 1冊でまるごとまとめたいならセリア(総合型)
- 暗証番号は書かず、書きやすいプロフィールから気楽に埋める
たった110円の投資で、家族への大きな安心を届けることができます。まずは今週末、100円ショップの文房具コーナーでノートを一冊手に取ってみませんか?