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【高齢者の漫画おすすめ】60代・70代・80代に!人生が豊かになる名作10選

はじめに:漫画で人生に彩りを!シニア世代にこそ読んでほしい理由

人生100年時代と言われる現代、60代、70代、80代からのセカンドライフをいかに豊かに過ごすか、多くの方が考えていらっしゃいます。そんなシニア世代の皆様に、私たちは「漫画」という素晴らしい娯楽をおすすめします。漫画は単なる子供の読み物ではありません。心を揺さぶる感動の物語、昔を懐かしむきっかけ、そして脳を活性化させる効果も期待できる、奥深い文化です。

しかし、「最近の漫画はよくわからない」「文字が小さくて読みにくい」といった理由で、手に取ることをためらっている方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、そんなシニア世代の方々に向けて、人生を豊かにする珠玉の名作漫画を厳選してご紹介します。お気に入りの一冊が、きっとあなたの毎日に新しい彩りを加えてくれるはずです。

高齢者向け漫画の選び方3つのポイント

たくさんの作品の中から自分に合った一冊を見つけるために、まずは選び方のポイントを3つご紹介します。この基準を知っておけば、プレゼントとして漫画を選ぶ際にも失敗が少なくなるでしょう。

ポイント1:懐かしさや共感できる「テーマ」で選ぶ

漫画選びで大切なのは、物語の「テーマ」です。ご自身が生きてきた昭和の時代が舞台の作品や、同世代の主人公が活躍する物語は、自然と感情移入しやすくなります。「そうそう、昔はこうだった」「この気持ち、よくわかる」といった共感できるポイントが多いほど、作品の世界に没頭できるでしょう。ご自身の人生経験と重なるようなテーマの作品から探してみるのがおすすめです。

ポイント2:文字の大きさや絵の「読みやすさ」で選ぶ

年齢とともに、細かい文字を読むのが辛くなるのは自然なことです。内容が面白くても、読みにくさがストレスになっては元も子もありません。そんな時は、文字が大きく再編集された「愛蔵版」や「新装版」、「大活字版」といった形式で出版されている作品を選びましょう。また、コマ割りが大きく、シンプルな絵柄の漫画も直感的にストーリーを追いやすく、シニア世代には読みやすいのでおすすめです。

ポイント3:プレゼントなら相手の「思い出」や「趣味」に合わせる

ご自身の親や祖父母へ漫画をプレゼントする場合は、相手の人生に寄り添うことが大切です。昔好きだったと話していた作品はもちろん、若い頃に打ち込んでいたスポーツや、長年勤め上げた仕事に関連するジャンルの漫画は特に喜ばれます。「お父さんが若い頃、好きだった野球の漫画って何だった?」のように、さりげなく会話の中で思い出や趣味を聞き出し、それに合った作品を選ぶと、心に残る特別な贈り物になるでしょう。

【テーマ別】高齢者におすすめ!人生が豊かになる名作漫画10選

それでは、ここから具体的なおすすめ作品を「懐かしの名作」「シニアが主役」「感動・日常系」という3つのテーマに分けて10作品ご紹介します。きっとあなたの心に響く一冊が見つかるはずです。

【懐かしの名作】あの頃の思い出がよみがえる不朽の3作品

まずは、テレビや雑誌で誰もが一度は触れたことのある、昭和を代表する不朽の名作からご紹介します。ページをめくるたびに、あの頃の懐かしい風景や気持ちがよみがえってくるでしょう。

1. サザエさん

作者:長谷川町子
アニメでおなじみ、磯野家のほのぼのとした日常を描いた4コマ漫画の金字塔です。ちゃぶ台を囲む家族の団らん、ご近所付き合いなど、昭和の日本の古き良き生活がユーモアたっぷりに描かれています。何気ない日常の中にある小さな幸せや温かさに、心が和むこと間違いなし。時代を超えて愛される国民的漫画の魅力を、ぜひ原作で味わってみてください。

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2. ブラック・ジャック

作者:手塚治虫
無免許でありながら天才的な腕を持つ外科医、ブラック・ジャックの活躍を描く医療ヒューマンドラマ。法外な手術料を請求する彼が、数々の奇跡で患者の命を救っていきます。「命の尊さとは何か」「人間の幸せとは何か」を問いかける深いテーマは、人生経験を重ねた今だからこそ、より心に響くはずです。漫画の神様・手塚治虫が描く、感動と衝撃の名作です。

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3. あしたのジョー

原作:高森朝雄(梶原一騎)/漫画:ちばてつや
孤独な不良少年・矢吹丈が、ボクシングと運命のライバル・力石徹に出会い、すべてを懸けて闘う姿を描いた不滅の傑作です。「燃えたよ…まっ白に…燃えつき…た…」の名台詞はあまりにも有名。男たちの熱い生き様と、命を削り合うほどの真剣勝負は、読む者の魂を激しく揺さぶります。昭和の時代を熱狂させた伝説的な物語の熱量を、ぜひ体感してください。

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【シニアが主役】共感しながら楽しめる3作品

ここでは、高齢者世代が主人公の物語をご紹介します。老いや介護といった現実的なテーマを扱いながらも、ユーモアや希望を描いた作品ばかりです。ご自身の状況と重ね合わせながら、共感したり、これからの生き方のヒントを得たりできるかもしれません。

4. ペコロスの母に会いに行く

作者:岡野雄一
認知症の母と、バツイチでハゲ頭の息子「ペコロス」との、おかしくも愛おしい日常を描いたエッセイ漫画。認知症によって過去と現在を行き来する母・みつえさんの言動に、戸惑いながらも優しく寄り添う息子の視点が胸を打ちます。介護の現実を、暗くならずに温かい笑いと感動で包み込んだ作品で、映画化もされました。介護に直面している方にも、ぜひ読んでほしい一冊です。

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5. セブンティウイザン

作者:タイム涼介
定年退職した70歳の夫・朝一と、65歳の妻・夕子の間に、ある日突然、新しい命が宿るという物語。高齢での妊娠・出産・育児という前代未聞の事態に、夫婦が二人三脚で奮闘します。周囲の偏見や体力の衰えといった困難を乗り越えていく姿は、人生100年時代における新しい幸せの形を教えてくれます。笑いと涙の子育て奮闘記です。

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6. 傘寿まり子

作者:おざわゆき
80歳の主人公・まり子が、同居する家族に気兼ねする日々に別れを告げ、家出を決意するところから物語は始まります。長年書きためた小説を武器に、自立への道を歩み始めるまり子の姿は痛快そのもの。「もう年だから」と諦めない、パワフルな生き方に、明日への活力がもらえる作品です。いくつになっても挑戦する心を忘れたくない女性に、特におすすめです。

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【感動・日常系】心が温かくなる物語4作品

最後に、派手さはないけれど、心にじんわりと染み渡る感動的な物語や、何気ない日常の尊さを描いた作品をご紹介します。読んだ後、きっと優しい気持ちになれるはずです。

7. 3月のライオン

作者:羽海野チカ
家族を事故で亡くし、心に深い孤独を抱える17歳のプロ棋士・桐山零が主人公。東京の下町に住む川本三姉妹との出会いと交流を通じて、凍っていた心を少しずつ溶かしていく物語です。将棋の世界の厳しさと、人の温もりが丁寧に描かれており、生きることの切なさや愛おしさが胸に迫ります。幅広い世代から支持される、現代の傑作です。

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8. 動物のお医者さん

作者:佐々木倫子
北海道にあるH大学獣医学部を舞台に、主人公の西根公輝(通称:ハムテル)と、個性豊かな仲間たち、そして動物たちが繰り広げるコメディタッチの物語。シベリアン・ハスキーの「チョビ」をはじめ、魅力的な動物たちがたくさん登場します。動物に関する専門的な知識も楽しく学べるのが魅力で、動物好きにはたまらない一冊です。

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9. 深夜食堂

作者:安倍夜郎
新宿の路地裏に佇む、深夜0時から朝7時までしか営業しない小さな食堂「めしや」。メニューは豚汁定食だけですが、マスターは言えば何でも作ってくれます。その料理にまつわる、客たちの悲喜こもごもの人生ドラマが描かれる一話完結の物語です。思い出の味と共に語られる、心温まるストーリーに、お腹も心も満たされるでしょう。ドラマ・映画化もされた人気作品です。

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10. 風の谷のナウシカ

作者:宮崎駿
スタジオジブリの映画であまりにも有名ですが、原作漫画は映画で描かれた部分のさらにその先まで続く、壮大な物語となっています。汚染された世界で、巨大な蟲(むし)たちと心を通わせ、自然と人間の共存の道を探る主人公ナウシカ。その強く、深く、慈愛に満ちた生き様は、読む者の心を強く打ちます。じっくりと時間をかけて向き合いたい、人生の書とも言える大作です。

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まとめ:お気に入りの一冊で、もっと豊かな毎日を

今回は、60代・70代・80代の高齢者・シニア世代におすすめの漫画を10作品、テーマ別にご紹介しました。懐かしい名作から、共感を呼ぶ現代の作品まで、気になる一冊は見つかりましたでしょうか。

漫画は、私たちに笑いや感動、そして生きる活力を与えてくれる素晴らしいパートナーです。テレビや新聞も良いですが、たまには静かにページをめくり、物語の世界に浸る時間も素敵です。まず一冊、気になった作品から手に取ってみませんか? その一冊が、あなたの毎日をより一層豊かなものにしてくれることを願っています。

高齢者の漫画に関するよくある質問

昭和の懐かしい名作漫画が知りたい

記事で紹介した作品のほかにも、昭和には数多くの名作があります。手塚治虫の『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』、スポーツ漫画の金字塔である『巨人の星』、ギャグ漫画の王様・赤塚不二夫の『天才バカボン』など、今読んでも色褪せない魅力を持つ作品ばかりです。ご自身の子供時代に流行った漫画を探してみるのも楽しいでしょう。

シニア世代が主人公の漫画にはどんな作品がありますか?

ご紹介した作品以外にも、『おばあちゃんと猫』のように動物との心温まる交流を描いた作品や、『終のひと』のように終末期医療をテーマにした深い物語など、様々な作品があります。また、『黄昏流星群』のように、シニア世代の恋愛をリアルに描いて話題になった作品も。一口にシニアが主役と言っても多様なテーマがあり、興味に合わせて選ぶことができます。

年代や性別ごとにおすすめの漫画はありますか?

もちろん個人の好みが一番ですが、傾向として、男性は『ゴルゴ13』のようなハードボイルド作品や、歴史・戦記もの、ご自身の職業に関連する世界の漫画を好む方が多いようです。女性は、家族の物語や日常を描いたエッセイ漫画、あるいは『ガラスの仮面』のような往年の少女漫画に夢中になる方もいらっしゃいます。まずは本人の興味や好きなテレビ番組のジャンルなどから考えてみるのが良いでしょう。

長く愛されている名作や長寿漫画を教えてください

非常に長く連載が続いている作品としては、40年以上連載された『こちら葛飾区亀有公園前派出所』や、現在も連載が続く『ゴルゴ13』、『クッキングパパ』、『ガラスの仮面』などが有名です。これだけ長く愛されているのは、時代を超えて人々を引きつける普遍的な魅力がある証拠。巻数が多いので、気になるエピソードからつまみ読みしてみるのもおすすめです。

スマートフォンで手軽に読める漫画アプリはありますか?

はい、たくさんあります。「コミックシーモア」や「まんが王国」、「ebookjapan」といった電子書籍ストアのアプリを使えば、購入した漫画をいつでもスマートフォンやタブレットで読むことができます。多くの作品で無料の試し読みができ、文字の拡大も自由にできるため、視力が気になる方でも快適に楽しめます。紙の本と電子書籍、ご自身の生活スタイルに合わせて使い分けるのがおすすめです。

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