
はじめに:シニアナナコカードでお買い物をさらにお得に
「最近よく聞くシニアナナコカードって、普通のnanacoカードと何が違うの?」「どうやって作るの?本当にお得なの?」そんな疑問をお持ちではありませんか。シニアナナコカードは、60歳以上の方の毎日のお買い物を応援するとても便利な電子マネーです。
この記事では、シニアナナコカードの作り方の手順から、最大限に活用するためのお得な使い方、そして発行前に知っておきたい注意点まで、あらゆる情報を網羅してやさしく解説します。この記事を読めば、あなたのシニアナナコカードに関する疑問はすべて解消されるはずです。
シニアナナコカードとは?通常のnanacoとの違いを解説
まずは、シニアナナコカードがどのようなカードなのか、基本から確認していきましょう。通常のnanacoカードと比較することで、その特徴がより明確になります。
60歳以上の方が対象の特別な電子マネー【カードタイプのみ】
シニアナナコカードは、満60歳以上の方のみが入会できる、特別なnanacoカードです。イトーヨーカドーやヨークマートなど、対象店舗でのお買い物が割引になる特典が一番の魅力です。使い方は通常のnanacoカードとほとんど同じで、レジでかざすだけで簡単に決済が完了します。
ただし、このカードは物理的なカードタイプのみで、スマートフォンで利用するnanacoモバイルには対応していない点にご注意ください。お出かけの際は、お財布に入れて持ち歩くカードとなります。
通常のnanacoカードとシニアナナコカードの違い一覧
シニアナナコカードと通常のnanacoカードの主な違いを比較表にまとめました。一番の違いは、やはり「シニアナナコデー」の5%割引が受けられるかどうかです。
項目 | シニアナナコカード | 通常のnanacoカード |
---|---|---|
対象年齢 | 満60歳以上 | 誰でもOK |
発行手数料 | 300円(税込) | 300円(税込) |
最大の特典 | シニアナナコデー (毎月15日・25日) 対象店舗で5%割引 | 特になし |
モバイル対応 | 非対応 | 対応(nanacoモバイル) |
【メリット】シニアナナコカードを持つべき3つの主な特典
シニアナナコカードを持つことで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、お買い物がもっとお得で便利になる3つの主な特典をご紹介します。
特典1:毎月特定日は5%割引!「シニアナナコデー」
シニアナナコカード最大のメリットは、イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライスの各店舗で実施される「シニアナナコデー」です。毎月15日、25日は、食料品から衣料品、暮らしの品まで、ほとんど全品が5%割引になります。日々の買い物がお得になる、非常に魅力的な特典です。
特典2:キャッシュレス決済で支払いがスピーディーに
電子マネーであるシニアナナコカードを使えば、レジでの支払いがとてもスムーズになります。お財布から小銭を探す手間がなく、端末にカードをかざすだけで「シャリーン♪」という音とともに決済が完了します。スピーディーにお会計を済ませられるので、レジが混雑している時でも焦らずに済み、とても便利なカードです。
特典3:お買い物でnanacoポイントが貯まる・使える
シニアナナコカードでのお買い物でも、もちろんnanacoポイントが貯まります。基本的には200円(税抜)につき1ポイントが付与され、貯まったポイントは「1ポイント=1円」として電子マネーに交換し、お支払いにご利用いただけます。割引だけでなく、着実にポイントも貯まるため、二重にお得なカードです。
【デメリット】発行前に知っておきたい4つの注意点
多くのメリットがある一方で、発行する前に知っておくべき注意点もいくつか存在します。後から「知らなかった」と後悔しないよう、デメリットもしっかり確認しておきましょう。
注意点1:発行手数料300円(税込)が必要になる
シニアナナコカードを手に入れる際には、発行手数料として300円(税込)が必要です。これは入会金のようなもので、一度支払えば年会費などは一切かかりません。60歳以上の方でも無料にはならないので、この点はあらかじめ理解しておきましょう。
注意点2:スマートフォン(nanacoモバイル)では利用できない
シニアナナコカードは、iPhoneのApple Payや、AndroidスマートフォンのGoogle Pay、nanacoモバイルアプリには対応していません。そのため、スマートフォンだけで決済を完結させることはできず、必ず物理的なカード本体を提示する必要があります。カードを忘れると特典を受けられないのでご注意ください。
注意点3:5%割引は対象店舗(イトーヨーカドー等)でのみ適用
シニアナナコデーの5%割引は、全国どの店舗でも受けられるわけではありません。対象となるのは、イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライスの各店舗です。セブン&アイグループの店舗でも、セブン-イレブンやヨークベニマルは割引対象外となりますので、お買い物の際は店舗をよく確認しましょう。
注意点4:シニアナナコデー割引対象の支払い方法を確認しよう
5%割引を受けるためには、支払い方法にも条件があります。ただカードを持っているだけでは割引されません。レジでシニアナナコカードを提示した上で、以下のいずれかの方法で全額支払う必要があります。
- シニアナナコカード(電子マネー)でのお支払い
- 通常のnanacoカード(電子マネー)でのお支払い
- セブンカード・プラス、セブンカードでのクレジット払い
- クラブ・オン/ミレニアムカード セゾンでのクレジット払い
現金での支払いは割引の対象外となるため、事前にチャージしておくか、対象のクレジットカードをご用意ください。
シニアナナコカードの作り方|発行できる場所と手順
それでは、実際にシニアナナコカードを発行するための具体的な手順を見ていきましょう。作り方はとてもシンプルで、必要なものを用意して対象店舗に行けば、その日のうちに手に入ります。
シニアナナコカードはどこで作れる?発行店舗一覧
シニアナナコカードは、以下の店舗のサービスカウンターや総合案内所で即日発行できます。残念ながら、セブン-イレブンやインターネットでの申し込みはできません。
- イトーヨーカドー
- ヨークマート
- ヨークフーズ
- ヨークプライス
発行・登録に必要なもの|年齢が確認できる本人確認書類
カードの発行手続きには、申込書の記入に加えて、満60歳以上であることが確認できるご本人様確認書類が必要です。以下のいずれかの書類の原本を忘れずにお持ちください。(コピー不可)
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- パスポート など
申込書の記入から発行までの流れ【3ステップ】
シニアナナコカードの作り方はとても簡単です。以下の3つの手順で、その日のうちにカードを受け取れます。
- 【手順1】申込書を受け取り、記入する
サービスカウンターで「シニアナナコカードを作りたい」と伝え、申込書を受け取って必要事項を記入します。 - 【手順2】本人確認書類を提示し、手数料を支払う
記入した申込書と本人確認書類を店員さんに渡し、発行手数料300円(税込)を支払います。 - 【手順3】カードを受け取る
手続きが完了すると、その場でシニアナナコカードが発行されます。すぐにチャージして利用を開始できます。
簡単!通常のnanacoカードからシニアナナコカードへの切り替え方法
すでに通常のnanacoカードをお持ちの方は、簡単な手続きでシニアナナコカードに切り替えることができます。ここでは、切り替えの手順と、残高やポイントの扱いに関する重要な注意点を解説します。
カードタイプのnanacoをお持ちの方の切り替え手順
すでにカードタイプのnanacoをお持ちの方は、新規発行と同じ手順でシニアナナコカードに切り替えができます。対象店舗のサービスカウンターへ現在お使いのnanacoカードと本人確認書類を持参し、切り替えたい旨を伝えれば手続きを進めてくれます。この場合も発行手数料300円(税込)が必要です。
切り替え時の残高・ポイントの取り扱いについて
切り替えの際に最も重要な注意点です。電子マネーの残高は、古いカードから新しいシニアナナコカードへ引き継ぐことができます。しかし、貯まっているnanacoポイントは引き継ぐことができません。
そのため、切り替え手続きを行う前に、必ず古いカードのポイントを使い切っておくことを強くおすすめします。ポイントは電子マネーに交換すれば、残高として引き継げます。
注意:nanacoモバイルからの直接切り替えはできません
スマートフォンで利用するnanacoモバイルから、シニアナナコカードへ直接情報を引き継ぐ「切り替え」はできません。nanacoモバイルを利用している方がシニアナナコカードを持ちたい場合は、一度nanacoモバイルを退会(残高・ポイントを使い切ってから)し、店舗でシニアナナコカードを「新規発行」する形になります。
シニアナナコカードの基本的な使い方
無事にカードを手に入れたら、次はいよいよ使い方です。チャージの方法から支払い方まで、基本的な使い方を覚えれば、すぐにお得なキャッシュレス生活を始められます。
お得なチャージ方法(現金・クレジットカード)
シニアナナコカードへのチャージ(入金)は、以下の方法で簡単に行えます。
- お店のレジ:「チャージしてください」と伝えて現金で入金。
- セブン銀行ATM:画面の案内に従って簡単に入金できます。
- クレジットカード:事前に登録したセブンカード・プラスなどのクレジットカードから、WEBやATMでチャージできます。
レジやATMでの残高確認の方法
「あといくら残っているかな?」と思った時は、いつでも残高を確認できます。nanacoで支払いをした際のレシートに残高が印字されるほか、お店のレジで「残高確認をお願いします」と伝えることでも確認可能です。また、セブン銀行ATMでも残高照会ができます。
お会計時の支払い方とポイントのため方
お会計の際は、レジで「nanacoで支払います」と伝え、レジの読み取り端末にシニアナナコカードをかざすだけです。特別な操作は必要ありません。この支払いで自動的にポイントが付与されるため、意識しなくてもお得にポイントを貯めることができます。
もしもの時も安心!紛失・盗難・解約の手続き
毎日使うカードだからこそ、紛失や盗難など、もしもの時の対処法も知っておくと安心です。ここでは、カードをなくした際の連絡先や、不要になった場合の解約手続きについて解説します。
カードを紛失・盗難された場合の連絡先と対処法
万が一、カードをなくしたり盗まれたりした場合は、すぐにnanacoお問合せセンターに連絡してカードの利用を停止してもらいましょう。連絡後、所定の手続きをすれば、残っていた電子マネーとポイントを再発行したカードに引き継ぐことが可能です。早めの連絡が大切です。
使わなくなったシニアナナコカードの解約方法
カードが不要になった場合は、nanacoお問合せセンターへの電話連絡、またはイトーヨーカドーなどの店舗カウンターで退会(解約)手続きができます。ただし、一度支払った発行手数料300円は返金されません。また、解約前に必ず残高とポイントをゼロにしておく必要があります。
まとめ:シニアナナコカードを活用して毎日のお買い物を賢く節約しよう

シニアナナコカードの重要ポイントをまとめました。
- 満60歳以上が対象で、発行手数料300円が必要。
- 最大の魅力は、イトーヨーカドー等で毎月実施される「シニアナナコデー」の5%割引。
- 作り方は簡単で、対象店舗のカウンターで即日発行できる。
- スマートフォンでは利用できず、カードタイプのみの提供。
- 通常のnanacoからの切り替えも可能だが、ポイントは引き継げないので注意。
いくつかの注意点はありますが、対象店舗でお買い物をすることが多い方にとっては、間違いなくお得な一枚です。この機会にシニアナナコカードを手に入れて、毎日のお買い物をより賢く、便利に楽しんでみてはいかがでしょうか。
シニアナナコカードに関するよくある質問
最後に、シニアナナコカードについて多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。気になる項目をチェックして、疑問をスッキリ解消しましょう。
Q. シニアナナコカードの発行に手数料はかかりますか?65歳以上でも必要?
はい、年齢にかかわらず、発行手数料として一律300円(税込)が必要です。60歳の方でも65歳以上の方でも、新規発行・切り替えの際に手数料がかかります。ただし、入会後の年会費などは一切不要です。
Q. 5%割引はどこのお店で受けられますか?セブン-イレブンは対象?
5%割引が受けられるのは、イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライスの各店舗です。同じセブン&アイグループでも、セブン-イレブンやデニーズ、ヨークベニマルなどは割引の対象外となりますのでご注意ください。
Q. 今持っているnanacoカードからポイントや残高を移行して切り替えられますか?
電子マネーの残高は、新しいシニアナナコカードへ引き継ぎが可能です。しかし、nanacoポイントは引き継ぐことができません。切り替え手続きをする前に、現在貯まっているポイントを電子マネーに交換しておくか、お買い物で使い切るようにしてください。
Q. スマートフォンのアプリ(nanacoモバイル)で使えますか?
いいえ、シニアナナコカードはスマートフォンアプリ(nanacoモバイル)やApple Payには対応していません。カードタイプのみのご提供となりますので、ご利用の際は必ずカード本体をお持ちいただく必要があります。
Q. 使わなくなったシニアナナコカードはどうすればいいですか?
カード内の残高とポイントをすべて使い切った上で、退会手続きを行ってください。手続きはnanacoお問合せセンターへの電話、またはイトーヨーカドーなどの店舗カウンターで受け付けています。なお、発行手数料300円は返金されません。