
はじめに:快適な睡眠が高齢者の元気な毎日を支える
「朝起きると腰が痛い」「夜中に何度も目が覚める」「ベッドから起き上がるのが大変」。年齢を重ねるにつれて、このような睡眠に関する悩みをお持ちの高齢者の方や、そのご家族は多いのではないでしょうか。実はその悩み、毎日使っているマットレスが原因かもしれません。
若い頃は気にならなかった寝具も、身体が変化してくる高齢期には、体に合わなくなりがちです。体に合わないマットレスは、睡眠の質を低下させるだけでなく、腰痛の悪化や寝返りの妨げにも繋がります。快適な睡眠は、日中の活動意欲や心身の健康を支える大切な土台です。この記事では、高齢者の方々が健やかな毎日を送るための、最適なマットレス選びを専門的な視点から徹底解説します。
加齢による睡眠の変化とマットレスの重要性
年齢を重ねると、筋力の低下や骨密度の変化など、身体には様々な変化が現れます。睡眠においても、眠りが浅くなったり、途中で目が覚めやすくなったりします。特に、寝返りを打つための筋力が低下すると、同じ姿勢で眠り続けることになり、血行不良や床ずれ(褥瘡)のリスクが高まります。
また、背骨のS字カーブを支える力も弱まるため、腰が沈み込みやすい柔らかすぎるマットレスでは、腰への負担が増大します。だからこそ、高齢者の身体を適切に支え、自然な寝返りをサポートし、体圧をうまく分散してくれるマットレス選びが、これまで以上に重要になるのです。
この記事でわかること:あなたにぴったりの一枚が見つかります
この記事を最後までお読みいただくことで、高齢者向けのマットレスに関する様々な疑問が解消されます。具体的には、以下の内容がわかります。
- 高齢者の身体に合ったマットレスの選び方(5つの重要ポイント)
- 高反発と低反発、どちらが高齢者に向いているかの結論
- 【商品紹介】腰痛や寝返りなど、悩みや目的別のおすすめマットレス10選
- ニトリやエアウィーヴなど人気ブランドの特徴と比較
- マットレスに関するよくある質問への回答
この記事を参考に、ご自身や大切なご家族にぴったりの一枚を見つけ、快適な睡眠を手に入れてください。
高齢者向けマットレスの失敗しない5つの選び方【専門家が解説】
高齢者向けのマットレスを選ぶ際には、若い世代とは異なる視点が必要です。デザインや価格だけでなく、身体への負担軽減や安全性を考慮することが失敗しないための鍵となります。ここでは、特に重要となる5つの選び方のポイントを、理由とともに詳しく解説していきます。これらのポイントをチェックし、最適な一枚を選びましょう。
1. 寝返りのしやすさで選ぶ|高反発でスムーズな動きをサポート
高齢者にとって最も重要なポイントの一つが「寝返りのしやすさ」です。私たちは睡眠中に無意識に寝返りを打つことで、体の特定部分に圧力がかかり続けるのを防ぎ、血行を促進しています。筋力が低下した高齢者がスムーズに寝返りを打つためには、マットレスの適度な反発力が助けになります。
体が沈み込みすぎない高反発マットレスは、小さな力で体を転がすのを補助してくれます。逆に柔らかすぎる低反発素材などは、体がマットレスに埋もれてしまい、寝返りのためにより大きな力が必要になる場合があります。スムーズな寝返りは、快適な睡眠だけでなく床ずれ防止にも繋がる重要な機能です。
2. 体圧分散性の高さで選ぶ|腰痛や床ずれの負担を軽減
「体圧分散性」とは、体にかかる圧力を一点に集中させず、全体に分散させる性能のことです。特に高齢者は、骨が出っ張っているお尻やかかと部分に圧力が集中しやすく、痛みの原因や床ずれのリスクになります。また、腰痛持ちの方にとっては、腰が沈み込みすぎず、かといって硬い素材に当たりすぎない、絶妙なバランスが求められます。
優れた体圧分散性を持つマットレスは、体の凹凸に合わせてフィットし、睡眠中の身体を自然な姿勢に保ちます。これにより、腰や肩への負担を軽減し、リラックスした状態で眠ることができます。ウレタンの多層構造やポケットコイルなど、体圧分散を謳ったモデルを選ぶと良いでしょう。
3. 起き上がりやすさで選ぶ|十分な厚みと適度な硬さが重要
ベッドからの起き上がりも、高齢者にとっては負担の大きい動作の一つです。マットレスが柔らかすぎると、手をついて体を起こそうとする際に腕が沈み込んでしまい、力が入りにくくなります。そのため、起き上がりやすさを考慮するなら、ある程度の硬さがあるマットレスが適しています。
また、マットレスの厚みも重要です。薄すぎるマットレスは床の硬さを感じやすく、底付き感が出てしまいます。一般的に厚さが10cm以上あると、体重をしっかり支えられ、安定感が増します。ベッドフレームの高さを考慮し、立ち上がりやすい高さになるような厚みのマットレスを選ぶことも大切です。
4. 通気性と衛生面で選ぶ|湿気を防ぎ清潔に保てる素材か
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われており、高齢者は体温調節機能の変化からさらに汗をかきやすい傾向にあります。マットレスに湿気がこもると、カビやダニが繁殖する原因となり、アレルギーや健康被害に繋がる恐れがあります。そのため、マットレスの「通気性」は非常に重要です。
ウレタンフォームの中でも通気性を高めたオープンセル構造のものや、樹脂素材を編み込んだファイバー系のマットレスは通気性に優れています。また、カバーを取り外して洗濯できるタイプや、マットレス本体をシャワーで丸洗いできるタイプを選ぶと、常に清潔な睡眠環境を保つことができ、安心です。
5. 安全性で選ぶ|ベッドフレームや手すりとの相性もチェック
マットレス単体だけでなく、ベッド周り全体の安全性も考慮しましょう。特に重要なのが、マットレスの縁(エッジ)の部分です。縁が柔らかいと、ベッドに腰掛けた際に体が傾いてしまい、転倒のリスクがあります。縁の部分を硬めに設計した「エッジサポート」仕様のマットレスは、端座位が安定し、立ち上がりやすくなります。
また、介護用の電動リクライニングベッドを使用する場合は、マットレスがベッドの動きにしっかりと追従する柔軟なものである必要があります。手すり(サイドレール)を設置する場合は、マットレスの厚みによって手すりの高さが適切かどうかも確認が必要です。
【どっちがいい?】高齢者には高反発・低反発マットレスのどちらがおすすめか
マットレス選びで最もよくある悩みの一つが、「高反発」と「低反発」のどちらを選ぶべきか、という問題です。それぞれに異なる特徴とメリットがあり、どちらが良いとは一概には言えませんが、高齢者の身体的な特徴を考慮すると、推奨されるタイプが見えてきます。ここではそれぞれの長所と短所を比較し、どちらがよりおすすめかを結論づけます。
高反発マットレスのメリット・デメリット
高反発マットレスは、その名の通り反発力が高いのが特徴です。押し返す力が強いため、体が沈み込みすぎず、寝返りを打つ際の補助となります。筋力が低下した高齢者でも、スムーズな動きを維持しやすくなります。
- メリット:寝返りがしやすい、起き上がりやすい、通気性が良い製品が多い、耐久性が高い傾向にある
- デメリット:人によっては硬すぎると感じる、体の凹凸へのフィット感は低反発に劣る場合がある
低反発マットレスのメリット・デメリット
低反発マットレスは、ゆっくりと沈み込み、体を包み込むようなフィット感が特徴です。体圧分散性に優れており、体の凹凸に合わせて形が変わるため、特定部位への圧迫感を和らげる効果が期待できます。
- メリット:体圧分散性に優れている、包み込まれるような寝心地、横向き寝でも肩が楽
- デメリット:体が沈み込み寝返りがしにくい、起き上がりにくい、通気性が悪く蒸れやすい製品がある
結論:腰痛や寝返りを考えると高齢者には高反発がおすすめ
それぞれの特徴を比較すると、筋力が低下し、寝返りや起き上がりの動作に不安を感じる高齢者には「高反発マットレス」がおすすめです。体が沈み込みすぎないため、腰への負担が少なく、自立した動作をサポートしてくれます。また、通気性の良い製品が多い点も、衛生面を重視したい高齢者にとってメリットと言えるでしょう。
ただし、痩せ型で骨が出っ張りやすい方や、包み込まれるような寝心地を好む方には、低反発の方が合う場合もあります。最終的には、本人の体格や好みを考慮して選ぶことが大切です。
【悩み・目的別】高齢者におすすめのマットレス10選
ここからは、これまで解説してきた選び方のポイントを踏まえ、具体的な悩みや目的別におすすめのマットレスを10商品ご紹介します。それぞれのニーズに合ったマットレスの特徴を解説しますので、ご自身の状況と照らし合わせながら、最適な一枚を見つけるための参考にしてください。
※価格はサイズや時期によって変動します。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
【腰痛対策に】体圧分散性に優れたおすすめマットレス3選
慢性的な腰痛にお悩みの方には、体圧分散性に優れ、自然な寝姿勢をキープできるマットレスがおすすめです。
1. モットン
特徴:日本人の体型に合わせて設計された高反発ウレタンマットレス。8万人以上のデータを基に開発され、適度な反発力で自然な寝返りをサポートし、腰への負担を軽減します。硬さが3種類から選べるため、自分の体重に合った最適なサポート感を得やすいのが魅力です。
こんな方におすすめ:腰痛に悩んでいる方、自分に合った硬さのマットレスを見つけたい方。
2. 雲のやすらぎプレミアム
特徴:厚さ17cmという極厚の5層構造が最大の特徴。独自の凹凸アルファマットと高反発スプリングマットが体圧を巧みに分散し、まるで雲の上にいるかのような寝心地を実現します。腰・背中・お尻への負担を大幅に軽減する設計です。
こんな方におすすめ:とにかく寝心地と体圧分散性を重視する方、横向き寝が多い方。
3. 西川 [エアー]
特徴:多くのアスリートにも愛用される、点で支えるコンディショニングマットレス。表面の無数の凹凸が体圧を分散し、睡眠中の血行を妨げにくくします。ベース部が体をしっかり支えることで、理想的な寝姿勢をキープし、腰への負担を和らげます。
こんな方におすすめ:質の高い睡眠を追求したい方、寝ても疲れが取れにくいと感じる方。
【寝返り・起き上がりやすさ重視】高反発のおすすめマットレス3選
自力での寝返りや起き上がりに不安がある方には、動作を補助してくれる高反発マットレスが最適です。
4. エムール エイプマンパッド
特徴:耐久性に優れた高反発ウレタンフォーム(密度30D以上)を使用しており、しっかりとした硬めの寝心地が特徴です。体が沈み込みすぎないため寝返りが非常に打ちやすく、マットレスの縁(エッジ)も硬めに作られているため、ベッドの端に座って起き上がる動作が安定します。
こんな方におすすめ:硬めの寝心地が好きな方、寝返りや起き上がりを楽にしたい方。
5. フランスベッド 高密度連続スプリング®マットレス
特徴:一本の鋼線を編み上げて作られた「高密度連続スプリング®」は、優れた耐久性と通気性を誇ります。面全体で体を支える構造のため、部分的な落ち込みが少なく、安定した寝姿勢を保ちます。特に端を強化したプロ・ウォール®仕様のモデルは、立ち上がりの際の安定感が抜群です。
こんな方におすすめ:耐久性を重視する方、ベッドの端に座ることが多い方。
6. GOKUMIN 高反発マットレス
特徴:コストパフォーマンスに優れた高反発マットレスです。手頃な価格帯でありながら、体圧分散性や通気性など、基本性能をしっかりと押さえています。初めて高反発マットレスを試す方や、来客用としても人気があります。しっかりとした反発力で、寝返りをサポートします。
こんな方におすすめ:費用を抑えたい方、手軽に高反発マットレスを試してみたい方。
【人気ブランドで比較】ニトリ・エアウィーヴのおすすめ2選
信頼できる人気ブランドから選びたい方へ、それぞれの代表的なモデルをご紹介します。
7. ニトリ N-sleepシリーズ
特徴:ニトリが開発したポケットコイルマットレス。体を点で支えるコイル層と、寝心地を調整するウレタン層を組み合わせた構造が特徴です。硬さや快適機能の異なる豊富なラインナップがあり、全国の店舗で実際に寝心地を試せるのが最大の強みです。価格帯も幅広く、予算に合わせて選びやすいのも魅力です。
こんな方におすすめ:実際に試してから購入したい方、豊富な種類から自分に合うものを選びたい方。
8. エアウィーヴ ウェルネスモデル
特徴:独自素材「エアファイバー®」による優れた高反発性と通気性が特徴。特に介護現場の声から生まれた「ウェルネスモデル」は、寝返りや起き上がりのしやすさはもちろん、マットレスの上での動きやすさも考慮されています。中材まで水洗いできるため、常に清潔を保てる点も高齢者には大きなメリットです。
こんな方におすすめ:衛生面を特に重視する方、最高の寝返りやすさを求める方。
【介護にも】電動ベッドで使えるおすすめマットレス2選
電動リクライニングベッドの動きにしっかり対応できる、介護シーンに最適なマットレスです。
9. パラマウントベッド ここちあ結起(ゆうき)
特徴:介護ベッドのトップメーカーが開発したエアマットレス。ベッドの背上げ機能に連動して、マットレスが伸び縮みする「ストレッチシステム」を搭載。背上げ時の体にかかる圧迫感と体のずれを軽減し、床ずれリスクを低減します。寝心地と床ずれ防止を高次元で両立させたモデルです。
こんな方におすすめ:電動ベッドを利用している方、床ずれのリスクが高い方。
10. フランスベッド SM-12 SUF PW
特徴:高密度連続スプリング®を使用しながら、電動ベッドの背上げ・脚上げ機能に対応した画期的なモデル。スプリングの安定した寝心地と、端が沈み込まないプロ・ウォール®仕様による起き上がりやすさを、介護ベッドでも実現します。ウレタンマットレスが合わない方にもおすすめです。
こんな方におすすめ:電動ベッドでもスプリングマットレスの寝心地を諦めたくない方。
さらに快適に!マットレスと合わせて使いたい寝具
最高の寝心地は、マットレスだけで完成するわけではありません。マットレスの効果を最大限に引き出し、さらに快適な睡眠環境を整えるために、ベッドパッドや掛け布団といった他の寝具選びも重要になります。ここでは、合わせて揃えたい寝具の選び方について解説します。
ベッドパッド・敷きパッドの役割と選び方
マットレスの上に敷くものには「ベッドパッド」と「敷きパッド」があります。ベッドパッドはマットレスを汗や汚れから守るのが主な目的で、敷きパッドは肌触りを良くしたり、温度調節をしたりする役割があります。高齢者には、汗をしっかり吸収してくれる吸湿性の高い天然素材(綿など)や、洗濯機で気軽に洗える素材のものがおすすめです。両方の役割を兼ねた一体型のものを選ぶと、着脱の手間も省けて便利です。
高齢者に合った掛け布団の選び方
意外と見落としがちなのが掛け布団の重さです。重すぎる掛け布団は、体に圧迫感を与えるだけでなく、寝返りを妨げる原因にもなります。筋力が低下した高齢者にとっては、大きな負担になりかねません。そのため、軽くて保温性に優れた羽毛布団や、最新の軽量なポリエステルわたを使用した掛け布団などがおすすめです。体に負担をかけず、リラックスできるものを選びましょう。
まとめ:最適なマットレス選びで、腰痛や寝返りの悩みを解消しましょう

今回は、高齢者向けのマットレスの選び方から、目的別のおすすめ、よくある質問までを詳しく解説しました。年齢とともに変化する身体に合わせて寝具を見直すことは、毎日の生活の質を高めるための大切な投資です。
最後に、マットレス選びの重要なポイントをもう一度おさらいします。
- 寝返りのしやすさ(高反発がおすすめ)
- 体圧分散性の高さ(腰痛・床ずれ予防)
- 起き上がりやすい適度な硬さと厚み
- 通気性と衛生面(清潔に保てるか)
- ベッド周りの安全性
この記事を参考に、あなたやあなたの大切なご家族にぴったりの一枚を見つけ、腰痛や寝返りの悩みを解消し、健やかで快適な毎日をお送りください。
高齢者のマットレスに関するよくある質問
ここでは、高齢者のマットレス選びに関して、特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。購入前の最後の疑問や不安をここで解消しましょう。
マットレスの硬さは「硬め」と「柔らかめ」どちらが良いですか?
結論から言うと、「硬すぎる」ものも「柔らかすぎる」ものも、高齢者の身体には負担となる可能性があります。重要なのは「自然な寝姿勢を保てる、適度な硬さ」です。具体的には、仰向けで寝たときにお尻が沈み込みすぎず、背骨が緩やかなS字カーブを保てる硬さが理想的です。一般的には、筋力が低下し、寝返りのしやすさを重視する高齢者には、やや硬めの高反発タイプが推奨されることが多いです。
高反発と低反発、それぞれどんな人におすすめですか?
それぞれの特徴から、以下のような方におすすめできます。
- 高反発がおすすめな人:寝返りを楽にしたい方、ベッドからの起き上がりに苦労している方、腰痛にお悩みの方、筋肉が落ちてきたと感じる方。
- 低反発がおすすめな人:横向きで寝ることが多く、肩への圧迫感を減らしたい方、痩せ型で骨の当たりが気になる方、包み込まれるようなフィット感を好む方。
高齢者の身体的負担を総合的に考えると、多くの場合で高反発マットレスが適しています。
エアウィーヴの長所・短所や寿命について教えてください
エアウィーヴの最大の長所は、独自素材「エアファイバー」による優れた反発力と、抜群の通気性です。寝返りを力強くサポートし、夏場でも蒸れにくいのが特徴です。また、カバーだけでなく中材まで水洗いできるため、非常に衛生的です。短所としては、価格が高めであることと、その独特の硬さから寝心地の好みが分かれる点が挙げられます。寿命については、メーカー保証は3年ですが、丁寧に使えば5年〜7年程度は快適に使えるとされています。
トゥルースリーパーの特徴や使い方で注意することはありますか?
トゥルースリーパーは、低反発のウレタン素材による、体にフィットする包み込むような寝心地が最大の特徴です。注意点として、多くのモデルは今お使いの敷布団やマットレスの上に重ねて使用する「オーバーレイタイプ」であることです。単体では使用できない場合があるので確認が必要です。また、低反発素材の特性上、体が沈み込みやすいため、筋力が低下した高齢者の方は寝返りがしにくく感じる可能性があります。寿命はモデルや使用頻度によりますが、3年〜5年が一つの目安とされています。